読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Bスポット療法士のブログ

慢性上咽頭炎とはどのような病気なのか?その治療であるBスポット療法とはどのようなものなのかをお伝えするブログ

天蓋の話つづき

Bスポット療法 慢性上咽頭炎

天蓋(てんがい)の話、つづき

f:id:mogitateentjp:20170325203137j:plain

 

 

 

直の綿棒だと上咽頭のやや上方に塩化亜鉛が塗れてるんだと思います

(ただし人の解剖はそれぞれ少し違うので…)

f:id:mogitateentjp:20170325203404j:plain

※この図は

Oropharyngeal Cancer Treatment (PDQ®)—Patient Version - National Cancer Institute

のものを一部改変しています

 

 

綿棒の先を曲げると~

f:id:mogitateentjp:20170325203709j:plain

この様にピンク色で示されている上咽頭天蓋を塗ることが出来ます

 

 

茂木立は田中式では曲がりルーチェ綿棒で天蓋の擦過を行っています

再度になりますが田中式施行時のYouTube動画!

youtu.be

 

 

前方からだと…

 

1、直綿棒は赤で示した部位に塩化亜鉛を塗ることが出来るんだと思います

f:id:mogitateentjp:20170325204247j:plain

 

2、経口法は?

これも反射や解剖の違いで個人差があると思いますが

f:id:mogitateentjp:20170325204408j:plain

 

3、では内視鏡下で曲がり綿棒を用いると

f:id:mogitateentjp:20170325204512j:plain

 

更に上方の上咽頭および天蓋に塩化亜鉛を塗ることが出来ると思います

もちろん直綿棒で塗れる範囲や経口法で塗れる範囲も内視鏡下に塗ることが出来ます

 

セルフで綿棒をまげて塗ると同じ部位を塗ることが出来ます(再度同じ図)

 

f:id:mogitateentjp:20170325203709j:plain

 

こんな感じで解剖学的にご理解いただけますでしょうか?

 

今日も以前から当院でBスポット療法をされてる方に

「どうする!?塩化亜鉛と綿棒で家でセルフしてみる!?」

と聞くと…みなさん首を振ります

 

よくBスポット療法をやっている医師に通院してるならセルフはしなくても良いんだと思います

 

またご自身でセルフをして治療効果が上がらない場合、それすなわち

「Bスポット療法効果なし!」

になってしまう恐れがありますので何度も言いますが一度は内視鏡下の評価が必要なんだと思います

治療効果がある方はそのまま続けるのでいいと思います

セルフは勧めてないんだけど

今日もBスポット療法専門外来で…聞かれて

 

セルフは勧めてないんだけど…

f:id:mogitateentjp:20170324221057j:plain

けど堀田修先生は勧めてて~

で、堀田先生の患者さんには塩化亜鉛や綿棒をおわけしています(販売ね…こうなった経過は以前のブログで話たんで…)

 

 

これは先日神奈川IgA腎症扁摘パルス療法研究会に田中亜矢樹先生がいらして懇親会の時に教えて頂いたんだけど

f:id:mogitateentjp:20170324194404j:image

 

綿棒の綿の方だけじゃなく

指で持つ方も同じ側に曲げると〜

綿棒の先がどっち向いてるかがわかる!!

f:id:mogitateentjp:20170324204709j:image

 

ほんとはアルミ綿棒の方が棒が折れないので良いけど(これも田中亜矢樹先生に教わった)、高い!

f:id:mogitateentjp:20170324204819j:image

なかなか綿棒の違いをお伝えしづらいが…

 

アルミ綿棒は日本綿棒株式会社

http://www.nihon-menbow.co.jp/catalog/index.php?cPath=22_54&sort=4a&page=3&osCsid=ffb80295db8a831cf48c6ff6c87c45a0

 

これでどうですか!?

先人達の…教えです

 

綿棒挿入時は曲がっている方を下に向けて

綿棒の先が上咽頭に達したと思ったらくるっと綿棒を回転させる

 

綿棒の綿の向きがどこを向いてるかは~

綿棒の持ってる側の位置(角度)で…わかるでしょ

 

 

Bスポット療法専門外来 番外編

Bスポット療法 慢性上咽頭炎

「この症状で金曜日の専門外来を予約していいのかわからない!?」からと普通の外来を受診されます

 

ゆっくりお話しできるのでBスポット療法初診の方であれば、間違っても良いので金曜日午後に予約してください(みなさんBスポット療法の適応がある方ばかりで間違っていません)

 

もちろん普通の外来でも…診てますけどね

 

f:id:mogitateentjp:20170323203415j:plain

 

 

今日は後鼻漏を主訴に受診した患者さんで、よくある経過の方が2人いらっしゃいました(お2人ともまったく一緒、ただし1人は当院近くの方)

→症例1

 

また慢性上咽頭炎が初発で

慢性炎症が進むとこういった症状になるだろう!という患者さんも2人いました

→症例2 症例3

 

 

こういった経過の方が慢性上咽頭炎の方ですので参考してください

 

あっ

f:id:mogitateentjp:20170323192716j:plain

※いまは花粉症のピークで受診患者さんが多いので…

4月になってか治療を開始するのでもいいのかもしれません

 

症例1 43歳女性 主訴2か月以上微熱、だるさが続いている

1か月前から微熱、だるさが続き内科を受診して血液検査などを施行されるも問題なし、風邪の診断で経過観察

その後、症状軽快なく更に関節痛など来したので整形外科受診、リウマチを疑われて検査を行うMMP50、レントゲン上もリウマチは否定的で様子見てと

のどの違和感認め耳鼻科を受診し喉頭ファイバーを施行されるも問題なく、風邪だろうと抗生物質を処方され様子見みるも、少し軽快するレベル。別の耳鼻科を受診したところ「精神的」と言われ終了した。ネットで「後鼻漏」を検索すると『もぎたて耳鼻咽喉科でBスポット療法を行っている』との検索結果で受診した

 

youtu.be

 

 

症例2 78歳女性 しばしば咽頭炎を来し熱っぽくなる

以前から咽頭炎を繰り返し、近医内科の先生から「もぎたて耳鼻咽喉科でBスポット療法をしてもらった方がいい!?」と言われるも放置。

もともと慢性腎臓病で、最近買った「わかさ」を見てもぎたて耳鼻咽喉科を受診した

 

言いたいのは…この経過ではなく

 

既往歴 高血圧 気管支喘息 慢性関節リウマチ 慢性腎臓病 副鼻腔炎のオペ !

 

youtu.be

 

高血圧以外は慢性上咽頭炎患者さんに多い既往です

 

関係ないですが内視鏡所見でアデノイド肥大のオペ後なのがわかります

(上咽頭の真ん中あたりに星様の黄色い線維化がわかると思います)

 

気管支喘息、慢性関節リウマチ、慢性腎臓病は慢性上咽頭炎の経過と一緒、もしくは経過が長い方によく起こる疾患です

 

また「後鼻漏」の主訴で慢性副鼻腔炎のオペをするも後鼻漏は変わらなかったとのことです。副鼻腔炎による後鼻漏なら治るはずですが、慢性上咽頭炎による後鼻漏ならば変わりません。

 

アデノイドのオペはをしたのは幼少期か!?ご本人覚えてないとのことです

 

咽頭炎は主に天蓋のみ炎症があり出血します

その他の部位は擦過しますが出血しません

天蓋の擦過を主に行っていきます

f:id:mogitateentjp:20170323203953j:plain

 

 

症例3 50歳女性 8年前から後鼻漏

8年前からの後鼻漏、のどの奥に痰がへばりつく感じ、鼻の奥がひりひりする、後鼻漏で最近は熟睡できない…

 

既往歴 気管支喘息(7年前から) 片頭痛 初期の慢性関節リウマチ

オゼックスに薬剤アレルギー

 

youtu.be

 

既往歴は気管支喘息(7年前から) 片頭痛 初期の慢性関節リウマチです

この症例も慢性上咽頭炎の発症前後、経過で合併することが多い既往症です


症例2「78歳女性 しばしば咽頭炎を来し熱っぽくなる」患者さんのもしかしたら20年前なのかもしれません…
慢性上咽頭炎の慢性炎症を抑えることができたらリウマチの悪化などないのかもしれません。


疼痛つよい様で、いつもよりは優しく短いBスポット療法でした…

 

オゼックスでアレルギーは…

「慢性上咽頭炎はとある細菌感染症

と考えている(考えが偏っている)耳鼻科医としては…

薬剤アレルギーではなくその細菌の皮膚症状では!?

と思ってしまう…

 

いずれにしても

現時点で慢性上咽頭炎に対して1番治癒を見込める治療法は

【Bスポット療法】

しかありません 

 

とある細菌に対して抗生物質を飲むのは補助療法と思っています

(データがでましたらまた発表します)

 

 

 

 

 

外来でよく説明している「口呼吸の是正」

慢性上咽頭炎 自律神経失調

口呼吸の方は舌が低位で、下顎の歯に舌を押していることが多く、それで歯痕(舌に歯型)がつくことが多いです。

口呼吸は浅い呼吸で、更に口呼吸が続くと頻回の呼吸になります。

ストレス多いと交感神経優位となり、更に頻呼吸になります。
普段から舌の先を硬口蓋につけて、閉口して鼻で深呼吸してください。

すると舌高位のおかげで普段よりも鼻から入る空気の量も増え、また深呼吸で副交感神経優位になりリラックス効果も得られます。

 

これを気づいた時にやってください。

繰り返す事で口呼吸が是正されます

 

f:id:mogitateentjp:20170323190524j:plain

 ※上咽頭の模式図です

  ネットで検索しても解剖図の多くは側面から上咽頭を説明しているものが多く

 今後汎用する基本図としてイラストレーターに作成して頂きました

 

 

Bスポット療法専門外来 part7

Bスポット療法 慢性上咽頭炎

今日のBスポット療法専門外来は

新患4人、田中式5人、再診15人、マイヤーズカクテル点滴1人でした

 

新患の患者さんがいらっしゃるとどうしても話が長くなってしまい…

予約時間通りにならず…すみません

 

前回は主に「後鼻漏」主訴の方が多く、また治療して3か月目の方が多かったですが

今日は腎臓の患者さんが多かったです

 

 

 

症例1 44歳男性 年2回大きな風邪をひく

youtu.be

脳梗塞の既往がありワーファリンを内服しています

ですのでいつも以上に擦過の強さを慎重に行いました

他の耳鼻咽喉科で主に経口法のみ行われていたため上咽頭の上方から天蓋にかけて

塗り残しがある様です

のどの反射が強い方だったので今後は主に経鼻法で行うのが良いんだと思います

 

 

 

症例2 69歳女性 数年前からのどがヒリヒリする

youtu.be

数年前からのどがヒリヒリして風邪を繰り返している患者さんです

平成28年12月初診の患者さんで田中式で評価すると上咽頭から出血を認めるため

慢性上咽頭炎の診断でBスポット療法を行いました

3ヶ月治療を行いご本人ののどの違和感はVAS10→7とまだまだ症状が残っています

 

内視鏡下で再度評価するとまだまだ出血を認めます

更に3ヶ月治療を行う事にしました

 

 

 

症例3 44歳女性 めまい 耳閉塞感 上咽頭痛 あたまがモワンとする

youtu.be

Bスポット療法を行うと

「聞こえが良くなりました」とか「耳閉塞感がとれました」

とおっしゃる患者さんがいらっしゃいます

慢性上咽頭炎による機能性身体症候群の1つで

耳管開口部は上咽頭と解剖学的に近いため症状を来すものと考えます

 

咽頭痛や耳閉塞感は軽快しましたが

めまいVAS10→6、頭がモワモワするVAS10→7と

これらの症状が取れるようにもうしばらくBスポット療法を行います

 

 

 

症例4 64歳男性 15年来のIgA腎症で尿所見悪化

youtu.be

15年来のIgA腎症の患者さんで

平成28年5月に腎臓内科を再診したところ尿蛋白3+、尿潜血3+と悪化し

Bスポット療法目的に紹介受診された患者さんです

 

最初の頃はそう処置受診できていないため(半信半疑!?)

「みんなの図書館」のうち

f:id:mogitateentjp:20170317225538j:plain

堀田先生の本を3冊貸し出し読むように勧めました

(この写真に鼻うがい健康法が…ない)

 

その後はきちんとBスポット療法のために受診するようになりました

2月の時点で尿蛋白±、尿潜血3+でした

 

本日田中式で評価しましたが以前に比べ上咽頭炎は著しく軽快しています

 2週間後腎臓内科を受診して今後の方針(口蓋扁桃摘出術+ステロイドパルス療法)を決めるようですが…

咽頭炎はだいぶ軽快しているため尿所見の軽快が見込めると思います

 

 

 

症例5 47歳男性 紫斑病性腎症

youtu.be

平成28年3月から紫斑病性腎症と診断された患者さんで

都立大久病院腎臓内科堀田修先生からBスポット療法を勧められ当院受診されました

 

受診当時は尿潜血3+、尿蛋白1+でした

 

3ヶ月のBスポット療法を行い本日田中式で評価しました

2日前に腎臓内科を受診して尿潜血1+、尿蛋白ーという結果でした

 

まだ上咽頭の擦過で出血を来します

尿所見はまだ軽快するものと考えます

 

 

 

 

症例6 19歳女性 IgA腎症

youtu.be

 堀田修クリニックから紹介された患者さんです

アデノイド肥大が残っており同部位を擦過すると著しい出血を来します

 

田中式を行っていた時はきちんと画像出てたのですが…
USBで自宅に動画を持って帰ってきたら…

 

黒い…だけ

 

 

ちょうど雑誌わかさの腎疾患特集をアップしたばかりか…

今日はIgA腎症の患者さんを含め腎疾患でBスポット療法を行った患者さんが3例いらっしゃりました

 

1人でも多くの患者さんの症状疾患が軽快するようにBスポット療法を行いたいと思います

 

 

「わかさ」に堀田修先生がIgA腎症について書かれています

IgA腎症 Bスポット療法 慢性上咽頭炎

わかさ今月号

f:id:mogitateentjp:20170314214045j:plain

 

これは「鼻うがい健康法」の一覧と…一緒かも

田中亜矢樹先生なんで載ってないんだろう!?と思ったけど…

 

まあIgA腎症とBスポット療法は田中亜矢樹先生が一番なんだと思う

 

じゃあ茂木立は?…

 

疲労系疾患かな!?慢性疲労症候群とか…

 

 

楽天ブックスはこちらから

 


 

 

アマゾンでぽちっとされる方はこちらから

 

 

Bスポット療法専門外来 part6

Bスポット療法 慢性上咽頭炎

今日のBスポット療法専門外来は

新患2人、田中式7人、再診15人でした

 

f:id:mogitateentjp:20170311193913j:plain

※堀口申作先生です

 

鼻咽腔炎の定義!ですが個人的には論文などから

「軟口蓋背面を主とする鼻咽腔粘膜の擦過触痛と擦過による出血並びに塗抹標本で炎症所見を認める」

 

現代風に言うと(論文からだけど)

『上咽頭処置の際の擦過痛と局所の出血を来す場合』

 

すなわち

 

Bスポット療法を行う事により粘膜から出血を来し(他覚的所見)、患者さんが治療により疼痛を認める(症状)場合が慢性上咽頭炎の定義だと思います

 

 

症例1 27歳女性 IgA腎症で尿所見の悪化

youtu.be

田中亜矢樹先生は論文

「 慢性上咽頭炎の上咽頭塩化亜鉛擦過療法 がIgA腎症に著効した一例( 口腔・咽頭科 28(3): 326-326, 2015)」

でBスポット療法で良好に経過したIgA腎症例を報告しています

 

患者さんはIgA腎症に対し7年前に扁摘パルス療法を行いその後経過観察中でした

尿所見が悪化しBスポット療法目的に当院に紹介されました

思ったほど頻回のBスポット療法が出来ずアデノイドからの出血もコントロールできていません

その後も血尿、蛋白尿が継続しており、アデノイド摘出、追加のステロイドパルス療法が必要になるかもしれません

 

 

 症例2 34歳 女性 他院でBスポット療法を行っているが…

youtu.be

他院でBスポット療法を6回行っています

自宅ではミサトールリノローションで鼻うがいをしています

評価目的に田中式を行いましたが

即白(即時的白色化現象)を認めますがそう出血しません

天蓋方向の擦過で疼痛を認めます

 

他院でのBスポット療法やミサトールの鼻うがいも効果あるのが所見でわかります

町田からいらした患者さんなのですが川崎市宮前区に来る用事があるため

当院で約10回の追加治療を行いまた評価します

 

 

症例3 48歳女性 半年前からのどの奥に痰がある

youtu.be

半年前からののどの奥に痰がある訴えで当院受診されました

喉頭ファイバーで喉頭・下咽頭に所見はありません

咽頭は炎症所見を認めます

 

その場合は患者さんに説明し引き続きBスポット療法を内視鏡下に行います

約3ヶ月のBスポット療法でご本人のVASスコアは5点まで低下しています

咽頭は即白は認めますが出血はほぼ認めません

もうしばらくBスポット療法を続けて経過観察してみますが

咽頭炎としての所見は軽快傾向にあると思われます

 

以前から堀田先生の「鼻うがい健康法」や田中亜矢樹先生のホームページにも

記載がある通り約16回のBスポット療法(3~4カ月)で一度内視鏡の評価をしています

所見は軽快傾向あるも症状が残る場合は他に痰を来す疾患を探す必要もあります

 

 

症例4 66歳女性 1年前から後鼻漏 痰がのどにへばりつく

youtu.be

1年前からの後鼻漏、のどの奥に痰がへばりつく事を主訴に受診されました

診察のたびに

「先生!のどのへばりつく感じがとれない!」

と訴えられます

『まずは3ヶ月頑張って処置しましょう!』

とBスポット療法を続け田中式で評価しました

 

症例3も症例4もBスポット療法をはじめて3ヶ月の所見です

経過の違いは個人的には副腎疲労の状態の違いだと思っています

 

症例4の患者さんは栄養療法で行う血液検査を行い栄養療法的にも評価しようとおもっています

 

 

Bスポット療法の専門外来をはじめて5カ月経ちました…

新患の方は1例を除いてみなさん慢性上咽頭炎でした

患者さんのネット検索能力が高いのか

「自分が慢性上咽頭炎では?」

と思っていらっしゃる患者さんはほぼ慢性上咽頭炎です

 

1人でも軽快するように治療しています

 

初診の患者さんにも

「まずは3~4カ月頑張りましょう」

と説明しBスポット療法を開始します

3~4カ月で軽快しない方と軽快する方の違いが何なのか!?

現在検索中です