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Bスポット療法士のブログ

慢性上咽頭炎とはどのような病気なのか?その治療であるBスポット療法とはどのようなものなのかをお伝えするブログ

永野千代子先生はすごい

Bスポット療法 慢性上咽頭炎

第4回病巣疾患研究会の話にもどり

2日目

永野千代子先生(仙台日赤病院小児科部長)と

シンポジウムの進行役を一緒にしたんだけど

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第二部はまず永野先生の御講演から始まった!

「~病巣感染巣治療のメカニズムについて~」

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堀田修先生とは仙台時代に一緒だったんだって

 

病巣疾患に対して造詣が深い先生だろうっていうのは思ってた

宮澤賢史先生の実践講座でもスライド1枚出て来てて…けど

 

 

全然レベルが違うのね

昔風に言うとラベルが違う!ラベルが!!

 

いままでBスポット療法は迷走神経に作用するんだろう事は分かっていたんだけど

 

 

永野先生はね~

それを明文化してくれたのね!

自分がしたかったことを具現化してくれて!

 

さすが東北大学小児科臨床教授(兼)だけあるわ

 

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新しく解明された脳脊髄液のリンパ流出路について説明された…

今までは脳内のリンパ液は脳内循環のみと説明されていたけど

「一部は鼻咽腔のリンパ節へ経由され一部は深頚部リンパ節へ流れる」

 

それすなわち炎症があるとリンパがうっ滞し脳の諸症状を来す可能性と

 

John H Baily先生(1922)の論文を引用されて

『鼻から入ってくるリンパ流出路が咽頭部で閉塞されると迷走神経やその他の

 脳神経や交感神経説の機能に影響が及び身体全体あらゆる臓器に不調をもたらす』

 

『小児の咽頭・鼻・肺・胃において血流を伴わないリンパ流にうっ血が生じる

 とそこはウイルス増殖の培地となり、容易に感染症を引き起こす』

 

 

それすなわち慢性上咽頭炎の病態および自律神経を介した2次疾患(広範囲臓器障害)

を来しうることを

1922年でわかっていたBaily先生もすごいけど

きちんと現代風に慢性上咽頭炎の説明に用いられて

 

 

 

迷走神経については

 

・迷走神経刺激はRA患者のサイトカイン産生の抑制と疾患活動性の低下をもたらす

・迷走神経刺激による急性腎障害の抑制効果

・痛みの制御のため迷走神経を活性化させることの神経生物学的意味

 

などの論文を引用され

 

『迷走神経は炎症反射や痛みを制御している』

 

ことを説明された!!

 

 

迷走神経刺激で慢性炎症や痛みの抑制効果

 

塩化亜鉛の「抗炎症作用抗ウイルス作用」「 樹状突起細胞のアポトーシス誘導」 「免疫応答過剰の抑制」

 

これらが相まってBスポット療法が効果がある!

という事が説明できる!!

 

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永野先生のご講演がおわって

ご講演の総括を話したが

ほんとBスポット療法の病態および治療効果を論理的に話され診療の一助をありがとうございました!

って思いました

 

診療ばかりしていて

医学的に解明すべきことが茂木立にはないのか

いくつか臨床研究の案があるんだけど…

 

来年の第5回病巣疾患研究会に発表できるようにまとめようと思った