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Bスポット療法士のブログ

慢性上咽頭炎とはどのような病気なのか?その治療であるBスポット療法とはどのようなものなのかをお伝えするブログ

Bスポット療法専門外来 part3

本日の専門外来は

新患5人

田中式4人

再診10人

高濃度ビタミンC点滴1人 マイヤーズカクテル点滴1人

でした

 

一応…栄養療法もここでやることになってるので

 

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※この図は「Bスポットの発見 現代医学が取り残した難病の震源地」

堀口申作著 内の図を引用しました

 

 

今日の一番遠方は群馬県の方で…

 

先日の秋田県能代市はすごく驚きましたが

とある秋田出身の方が

能代は空港があるので!?東京に出やすいから別に溝の口来てもめずらしくない!」

…的な事をおっしゃってました

 

 

あと今日の新患のうち2名は

『他院でBスポット療法をしている』患者さんでした

2人とも大野式だった様です

 

※経口からのBスポット療法(のみの施行)を大野式と個人的に呼んでます

 

 

症例1 50歳 男性

以前からの鼻の奥の違和感、後鼻漏、耳閉塞(右>左)を主訴に受診されました

youtu.be

患者さんによって症状が左右どちらか偏る場合があります

その場合

塩化亜鉛の擦過で出血するのは主訴と同側に一致することが多いです

 

今回耳閉塞感は右に強いようで

炎症も右側に偏っていた様です

 

田中式はまず

右から内視鏡 左から塩化亜鉛付き綿棒 を挿入し内視鏡下でBスポット療法を行い

 

その後

左から内視鏡を 右から綿棒をいれてBスポット療法を続けます

 

症例2 22歳 男性

主訴はアレルギー性鼻炎を治したい

youtu.be

慢性上咽頭炎があるか知りたいですが…

やさしくBスポット療法をしてください! と言われました

ネットで「Bスポット療法は痛い!」と広がっている様です

 

塩化亜鉛の塗布で出血を来し慢性上咽頭炎を認めます

4月以降は関西に転居するとのことでそれまで当院でBスポット療法を行います

 

症例3 43歳 男性

他院でBスポット療法を行うも後鼻漏が軽快しない事を主訴に受診されました

youtu.be

以前にもお話ししたかもしれませんが

経鼻のみ 経口のみ

では上咽頭の全範囲にBスポット療法が出来ていない可能性があります

 

田中亜矢樹先生(田中耳鼻咽喉科 大阪市)の功績の1つですが

内視鏡の帯域制限光観察により慢性上咽頭炎の画像診断が可能となっています

 

咽頭捲綿子では届かった上咽頭の天蓋には慢性上咽頭炎の所見を認め

塩化亜鉛の擦過により容易に出血しまだ炎症が残存していることがわかると思います

 

症例4 47歳 男性

この患者さんも他院でBスポット療法を行うも軽快しないことを主訴に受診されました

主に経口法でBスポット療法を施行されていたのと

セルフBスポット療法を行っていた様です

YouTubeを見ていて茂木立のアップをたまたま見つけ当院を受診された様です

大阪の田中耳鼻咽喉科までは行けないので…と

「田中式」って言う事まで存じていらっしゃいました

youtu.be

右に凸の著しい鼻中隔弯曲を認めました

右鼻腔から内視鏡及び綿棒挿入が困難な症例で

そういった場合は同じ側の鼻腔に内視鏡及び綿棒を両方挿入して

Bスポット療法を行います

 

この方もご自身の違和感を感じる部位と塩化亜鉛で擦過した部位が一致し

同部位から出血を認めます

しばらくはそこを狙ったBスポット療法を行います

 

こういった症例も

田中先生が「内視鏡下にBスポット療法を行う事」

を啓蒙してくださったおかげで

難なくBスポット療法を行う事が出来ます

 

症例5 42歳 女性

1月後半からの熱発、咽頭痛、リンパ節炎、

頭痛を主訴に当院受診されました

その後解熱しましたが上咽頭痛のみ継続している模様です

近医耳鼻咽喉科で上咽頭炎を指摘され抗生剤処方もまだ違和感が継続している模様です

youtu.be

塩化亜鉛の擦過で容易に出血します

この症例で上咽頭を上から下へ移動する空胞?

後鼻漏ってこういう感じで移動するんだぁ的な動きが取れたので

供覧して頂こうと思ってアップしました

 

症例6 61歳 女性

後鼻漏を認めるもいつからかわからないくらい昔からとのことです

youtu.be

 簡易式で3ヶ月行い

評価目的に田中式を行いましたがまだまだ出血を認めます

それでも後鼻漏の自覚はVASスコアで10→5とのことです

更に3ヶ月Bスポット療法を施行し再度田中式で評価しました

VAS4ですがだいぶ上咽頭の炎症は取れてきており出血量も低下しました

 

症例7 52歳 男性

風邪を繰り返しており茂木立にBスポット療法を勧められ3か月行いました

youtu.be

データがないので個人的な感触ですが

風邪を繰り返している方で茂木立がBスポット療法を勧めた患者さんは

はやく治療を開始したおかげか1か月~3ヶ月で軽快することが多い気がします

 

最近は遠方から数年来の後鼻漏(数年来の罹患期間)で受診されており

そういった方は3か月以上の治療期間が必要になってきそうです

 

 

 

とあるサイトで

「上咽頭、上咽頭とそこだけにこだわっている医師はそれしか見てないから

 上咽頭炎にこだわることが盲点になっている可能性がある!」

というご指摘を受けました

 

確かにそうです

 

慢性上咽頭炎・Bスポット療法にこだわる医師が少ない現状では逆に

自分は耳鼻咽喉科医としてこの領域にこだわって行こうと思っています

 

 

 

慢性炎症の原因は慢性上咽頭炎のみでない事はわかっているつもりです

 

1つの慢性炎症がなくなると他の炎症が治る可能性があります

 

否定される方もいますがこれは「副腎疲労」の考え方で

とある炎症が取れると他の炎症に使えるコルチゾールが増えるので

それが上咽頭炎以外にに使われれば困っている症状(病態)が軽快する

それすなわち免疫が上がった!自分で治った!自然治癒力!というわけです

 

なるべく金曜日の専門外来終了後に多くの症例のアップをしようと思っていますが

明日も激混み土曜日の診療がありますので

今日はこれにて失礼します