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Bスポット療法士のブログ

慢性上咽頭炎とはどのような病気なのか?その治療であるBスポット療法とはどのようなものなのかをお伝えするブログ

最近後鼻漏が軽快された2例

最近当院を卒業!もしくはもう少しで卒業という症例を供覧します

 

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普段からもぎたて耳鼻咽喉科を受診される患者さんで、Bスポット療法の適応がありそうな方は茂木立が早めにBスポット療法を勧めて治療を開始するので、治癒までに早い症例で1か月(咳嗽)、多くは3~4カ月(後鼻漏、風邪の繰り返し)で軽快する印象でした。

 

最近は当院受診まで時間がかかっているため、以前より治癒まで時間がかかる印象があります

 

 

症例1 47歳女性 2年前から続く後鼻漏

youtu.be

2年前から続く後鼻漏を主訴に受診されました。

3ヶ月Bスポット療法を行ったところ後鼻漏は

VAS10→3

と軽快傾向ありました。

更に3ヶ月Bスポット療法を行い内視鏡で評価しましたが、ほとんど出血しません。

Bスポット療法卒業です。半年で卒業できました!

 

※以前から話しているVAS(Visual analogue scale)

本来は100mmの水平な直線上に痛みの程度を患者に印をつけてもらい、その長さをもって程度を数値化するという方法です。

痛みの程度!で用いられているものを症状の程度を表すために用いています

ただし外来では0 から10までの11段階の数字を用いて、患者さんに症状のレベルを数字で示してもらう方法を用いているのでNRS(Numerical Rating Scale)の方が正しい言い方ですが…

 

 症例2 59歳女性 4~5年前からの後鼻漏

youtu.be

初診時一見炎症がなさそうな印象でした。

 

1か月経過した時点で後鼻漏はVAS10→6でした。

所見としては上咽頭のやや上方に経時的白色化現象が認められますが、天蓋付近を中心に敷石顆粒状変化を認めます。

 

内視鏡挿入し、上咽頭に白く線維状になっているのを「経時的白色化現象」と田中亜矢樹先生が名付けています。

これは上咽頭炎が軽快傾向ある1つの所見と考えられています。

ちょうどYouTubeサムネイル画像に写っている「本来は赤~肌色の上咽頭」の中に『白い線維状のもの』が確認できると思います。

 

またBスポット療法をして上咽頭粘膜がすぐ白くなるのは「即時的白色化現象」といいます。


1カ月では天蓋方向の擦過を含めBスポット療法が足りないていないため、次の3ヶ月間は天蓋を含め上咽頭全体にBスポット療法をするように努めました。

「Bスポット療法が足りていない」のは即ち炎症が残っている証『出血する!』ということです。また『敷石顆粒状変化』も炎症が残っている症例に認められます。

 

3月の時点でVAS1レベル、内視鏡下では上咽頭からの出血がほとんど認めません。

ご本人の希望でもう少しBスポット療法を続けることにします。

4カ月でほぼ卒業です。

 

 

治癒症例は多数いらっしゃいますが、実際何カ月で治癒するのが多いのか!?等の検討をしておらず…

夏までの課題とさせてください。