Bスポット療法士のブログ

慢性上咽頭炎とはどのような病気なのか?その治療であるBスポット療法とはどのようなものなのかをお伝えするブログ

慢性上咽頭炎とは

Bスポット療法は上咽頭(鼻の奥、のどの上)に1%の塩化亜鉛を塗布する治療で

東京医科歯科大学耳鼻咽喉科教授の堀口申作先生が開発し行っていた治療です

 

この治療の対象となる疾患が「慢性上咽頭炎」です

 

では慢性上咽頭炎の定義ですが

これも現時点ではまだ堀口申作先生の定義を用いさせて頂いており

 

『一見正常な上咽頭も塩化亜鉛の擦過治療によって著しい出血を認め、患者は疼痛を自覚する疾患』

と定義づけられています

 

堀口先生は当時上咽頭を「鼻咽腔」と呼んでいてBiinkuの頭文字をとってBスポット療法を名付けた模様です

また堀口先生は当時慢性上咽頭炎を「鼻咽腔炎」と呼んでいました

 

f:id:mogitateentjp:20170131230223p:plain

※堀口申作、鼻咽腔炎とその合併症、臨床と研究47巻12号より

 

 

 定義の例です

一見正常と思われる上咽頭ですが

f:id:mogitateentjp:20170131230639j:plain

 

塩化亜鉛を上咽頭に塗布すると…

f:id:mogitateentjp:20170131230740j:plain

容易に出血します

出血が多いほど上咽頭炎は著しいと考えられます

 

疼痛は患者さん自身の症状であるため人によって異なります

 

 

現在は慢性上咽頭炎内視鏡診断も進んでおり先ほどの「一見正常と思われる…」も

内視鏡の特殊光観察機能で慢性上咽頭炎特有の所見を見出すことができます

この内視鏡診断は主に田中亜矢樹先生(大阪市 田中耳鼻咽喉科)によって報告されています

 私がよく「田中式」と言っている「内視鏡下のBスポット療法」の先駆者です

 

再度この定義を再考する時期が来ていると思われます

それは堀口申作先生がBスポット療法を行っていた当時と異なり内視鏡の技術がかなり進んだだめです

 

これらの定義などはやはりBスポット療法を主に啓発している日本病巣疾患研究会を中心に今後発信されると思われます

f:id:mogitateentjp:20170206213401p:plain

jfir.jp

 

またこの治療は…

jfir.jp

以下一部コピペ

『尚、塩化亜鉛を塗布しないと炎症部位に対する収斂作用はありませんが、薬液をつけずに綿棒で上咽頭壁を擦過するだけでも慢性上咽頭炎がある場合は瀉血効果と迷走神経刺激効果は期待できます。それ故、塩化亜鉛を使うことに抵抗感がある方は薬液をつけない上咽頭擦過治療という選択肢もあります。 このような点を留意し、Bスポット治療を行うのは原則として「医師に限定すべき」と私たちJFIRは考えます。

堀田 修(NPO法人日本病巣疾患研究会理事長)』

 

個人的にもこの考え方には賛同し、医師が行うべき治療法だと思います

 

以前のブログ「Bスポット療法とは」を一部改変してアップしました…