Bスポット療法士のブログ

慢性上咽頭炎とはどのような病気なのか?その治療であるBスポット療法とはどのようなものなのかをお伝えするブログ

9月29日 EAT専門外来から

EATとは上咽頭(Epipharyngeal)擦過(Abrasive)治療(Therapy)の略です

 

今後はBスポット療法と言わずEATと言いますのでお願いします!

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じゃあ…

Bスポット療法士ではなく上咽頭擦過治療士かというと…💦

 

 

 

今日のEAT専門外来は

新患1名、EEAT13名と、多くは3か月目の評価の患者さんが多かったです

EEAT Endoscopic EAT で内視鏡下の上咽頭擦過治療です

 

 

症例1 40歳女性 IgA腎症

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40歳女性、人間ドックで血尿指摘され精査の結果IgA腎症の診断
扁摘、ステロイドパルス2クール施行

尿蛋白2+、尿潜血±

慢性上咽頭炎を疑う症状がない患者さんでしたがEEATで著しい出血を来しました

 

3か月EAT施行し
尿蛋白±、尿潜血±

EEAT施行しましたがまだまだ出血します
咽頭炎が残っている = まだまだ尿所見が軽快する!
という事だと思います

今回はモード1の所見に説明を加えてアップしてみました

 

 

症例2 新患27歳女性5年前からの後鼻漏

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耳鼻咽喉科受診も問題ないと説明されています
慢性上咽頭炎の診断目的にいらっしゃいました

 

モード1で

顆粒状変化、粘膜下出血、粘膜腫脹

を認め内視鏡的にも慢性上咽頭炎の所見です

 

堀口先生の定義は塩化亜鉛の塗布擦過で出血し、患者さんが疼痛を自覚する!も満たしています

まずは近医EAT施行クリニックで加療を勧めました

 

患者さんの多くは

「慢性上咽頭炎かどうか!?」

と受診されますが…

 

いままで患者さん自身で「自分は慢性上咽頭炎では?」と

考えて受診して

違った患者さんはせいぜい3~4人程度とほとんどいません

ですのでEAT希望の患者さんは

最初から

「EAT希望!」

と問診票に書いて頂いた方が…早いかも…

 

 

 

症例3 34歳女性 上咽頭の乾燥感 息苦しさ

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EAT施行2か月目の患者さんです

主にセルフEATをされている患者さんです

 

EAT施行も粘膜は白色化するのみで出血しません

この所見を田中亜矢樹先生が

 

即時型白色化現象 Immediate whitening phenomenon

 

と命名しました

咽頭内視鏡所見を見慣れると色々わかってくると思います

 

 

症例4 59歳男性 主訴後鼻漏

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近医EAT施行クリニックでEAT施行も後鼻漏軽快しない事で当院受診されました


遠方のため月1回の経過観察としています

基本は自宅でのセルフEATですが

まず最初の1カ月はみなさんに留置法を勧めています


この所見はセルフ1か月後の所見です

留置法をしばらくしていると
直綿棒の先が上咽頭に留置される部位に痂疲が付きやすくなります

次の1カ月目はだいぶセルフEATが出来るようになるので
天蓋の塗布を内視鏡下に指導します

 

以前は曲げた綿棒で天蓋を塗るように指導しましたが
今回の方法の方が天蓋を強く塗れると思われます

また1か月後に内視鏡下に評価します

 

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直綿棒を挿入すると上咽頭中央に綿棒は来ます

 

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綿棒の先を上方に押し当てるようにして

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だいたい1cm位出し入れする感じで上咽頭上方に塩化亜鉛を塗布します

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詳しくは動画で確認してください

 

外来では内視鏡下に自分がどのあたりを塗っているかがわかります

 

 

今後のブログ

特にEAT専門外来については

何かトピックスがあったらアップするようにします